高機能作務衣について

高機能に異論なし――会員の皆様の判定です。
伝統様式をきちんと守った作務衣、そして、今に生きながら新しい可能性を広げていく作務衣――私ども、「伝統芸術を着る会」では、作務衣には大きく分けてふたつの作務衣があると認識しています。
端的に言えば、前者は正藍染作務衣であり、後者はデニム作務衣であるということです。
素材や味わいの違いという程度で、それはたいした違いではないと私どもは考えています。
しかし、水をはじいたりシワを無くしたり…それも意図的に加工という形で成すことに関しては、意見の対立がありました。
そこで、会員の皆様に下駄をあずけた形で呈示したのが、“高機能作務衣”だったのです。
結果は、これが大好評。「高機能だから買う気になった」などの声が殺到したのです。
なるほど作務衣が奇抜なものでなくなり、洋服などと同じ次元で捉えられるようになったのなら、高機能加工は特別なことではありません。これもまた、今日に生きる作務衣なのです。

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