藍の初染式(1)

天からの恵みに感謝。今年もまた、心のかよう作務衣づくりに努めます――と頭を垂れ、春の新作を神前に奉納する職人の想いをのせ…風はいま、北から南へ。
一月七日、藍染めの里武州では恒例の<初染式>がとり行われました。
この一年、職人たちが皆健康でより良い作品が作れますように…と神様にお願いする儀式です。
形式的に思えますが、古き佳き伝統芸術を守り育ててゆく職人たちにとっては古くから慣行となっているこの儀式は大切なもの。神主さんを迎えた仕事場には緊張した雰囲気が満ちています。
決意も新たに、今年もまた心を込めて質の高い作品を作っていこう――と、職人たちの目が燃えています。
私ども『伝統芸術を着る会』のスタッフも同じ決意です。本年度も宜しくお願い申し上げます。

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