本藍染刺子織はんてん(ほんあいぞめさしこおりはんてん)

飾りを廃した刺し模様、ポケット部分にのみアクセントをつけました。
伝統の作務衣に刺子織を採り入れた七代目辻村辰利さんが、自ら作品づくりを申し出た注目の一着です。
「庶民が古くから着用した“はんてん”こそ、刺子が最も似合うもの」というのが七代目の主張。全体に飾りを廃した刺子模様、そして両ポケット部分だけに柄が入っています。このアクセント付けが何とも絶妙。すっきりした爽やかさと本藍染の深い色合いが現代感覚にピッタリ。
着用してみると、その着ごこちの楽さと軽さに驚かれることでしょう。カジュアルな装いにもよく似合います。

本藍染 綿入れはんてん・ロング綿入れはんてん(ほんあいぞめ わたいれはんてん・ろんぐわたいれはんてん)

本藍染をぬくぬくと着る…この幸せ感、冬もまた楽し。
綿入れはんてんのサイドポケットは、さりげない色違いの意匠がまた粋なもの。
ロング綿入れはんてんは、腰までゆったりすっぽり包み込む、着丈95センチのゆったりサイズ。袖と衿の格子が個性的。
着るほどに深まる藍染のぬくぬく感。男女兼用です。

本藍染 綿入れ作務衣と羽織(ほんあいぞめ わたいれさむえとはおり)

四季にはそれぞれの味わいがある。
寒さ、冷たさもまた冬のだいご味。
暖かい部屋もいいけど、ぬくもりから一歩踏み出して冷気の中に身を置いてみるのも悪くはない。一瞬、シャキッとなり冴え冴えとした風情が五体を包み込む。
思い切り障子を開けて縁側で渋茶をすするもよし、一献かたむけるもよし。下駄を突っかけて北風の中を歩くもさらによし。
こんな時、作務衣がよく似合う。新しく冬用に工夫された本藍染作務衣で過ごす冬のひと時。男のダンディズム――ここに極まる。
本藍染めの格調を失うことなく軽量綿をキルティング加工。暖かくて動きやすいと大評判。
作務衣にとって、冬はちょっぴり苦手な季節。厳しい僧侶の修行ならいざ知らず、一般の人にとって従来の作務衣では冬の寒さ、冷たさがいかにもつらいもの。
でも、作務衣の背景としてこの季節の情緒や景色は、いかにもふさわしく捨てがたいものがあります。
それでは…と、作務衣の下にセーターやももひきなどモコモコ着込んでは、折角の雰囲気も台無しです。
“渋さ”と“暖かさ”を合わせ持った冬用本格作務衣。
そこで、形も染めも伝統的な味わいを損なうことなく、この季節でも着られる作務衣として開発したのが、「本藍染綿入れ作務衣」です。
ただ暖かくするだけなら簡単です。そうではなくて、本格的な作務衣としての形式や様式を備えるとなると、これはひと苦労。
伝統性と合理性を合体させるため、改良に改良を重ねた末に仕上げたものだけに、その完成度の高さは、作務衣愛好家の厳しい目をも納得させるものになったと自負しております。
昔ながらの“綿入れ”のような重くてぼてぼて感はなし!
表地は、木綿100%。染めはもちろん本藍染という本格派です。そして、同じく木綿100%の裏地の中に軽量のポリエステル綿をはさみ込んでキルティング加工が施されています。つまり、昔でいうところの“綿入れ”という雰囲気。
ですが、着てみるとわかりますが、昔ながらの綿入れのような、重くてごわごわした感じはまったくありません。しかも、外見からはキルティング加工が見えませんので、作務衣ならではの渋さを損なうことはありません。
この冬専用の作務衣なら、庭仕事や散策、ちょっとした外出にも寒さを恐れず着用できます。
この冬、外見を“渋さ”で内側を“暖かさ”で装った粋なあなたが目に浮かぶようです。本格的な寒さを目前にして、ぜひお試しください。
綿入れ羽織着用でさらに暖かく…
この<綿入れ作務衣>にも専用の羽織をご用意しております。冬用の作務衣は他のものにくらべ少しふっくらとしていますので、羽織を重ねることによりスッキリした雰囲気をつくることができます。
この羽織、染めも素材も作務衣とまったく同じ。さらに、裏地の中には同様にキルティング加工が施されていますので、暖かさも倍増します。
この羽織、<綿入れ作務衣>とセットでお求めになるのが理想ですが、手持ちの作務衣に合わせてお使いになっても構いません。格調を高める一着です。

初笑い

儀式も終え、来客も途絶え、なんだかホッと一息ついたら本当のお正月が始まる――という方も多いようです。飾りや雰囲気は、まだ正月のまま。こんなひとときもまたいいものです。
子供たちは出かけて、女房と二人きり、福笑いでもしてみようかと思い立ち、腹を抱えて大笑い。初笑いかな?などと口元がゆるむ時は、気楽に“はんてん”などいかがでしょう。
どんな装いに合わせてもピタリと決まるのがはんてんの嬉しいところ。
松がとれた頃、どっと正月の疲れが押し寄せるようでは困りもの。身も心もリラックスして…終幕です。

藍染作務衣 絣縞・絣格子(あいぞめさむえ かすりじま・かすりごうし)

「やっぱり作務衣は綿」しかも「がんがん着て」「じゃぶじゃぶ洗える」しっかりした品でなくては…という見本のようなスグレモノ。
絣縞は、粋でいなせな絣格子の風合い。年齢を問わず着こなせます。
絣格子は、本藍染の糸をヨコ糸に使用。かすり調の織り上がりがまさに絶品です。

正藍染作務衣 藍絣(しょうあいぞめさむえ あいがすり)

藍染めの里“武州”から鮮やかな新風。
古き佳き装いである作務衣の形式と様式を復元し、現代に蘇らせるため、当会が最高級の藍染の伝手を求めていたとき巡りあった武州正藍染。この出会い無くして当会の作務衣は生まれなかったといっても過言ではありません。
そして今、その武州から、新しい武州正藍染作務衣が誕生しました。
日本の色“藍”の濃淡を変えた<交織>で紬風に織り上げた見事な色合い。和の形の佳さを存分に取り入れた端正なフォルム。古きを尋ね得た、新しき和の形を、ぜひお召しください。

本藍染・キルト作務衣羽織(ほんあいぞめ・きるとさむえはおり)

今日は、静かな日曜日。しかし、冬の日射しは弱く、肌寒い。
予定通り、午前中は植木の手入れに、作務衣の上に、作務衣羽織を羽織り、自然との対話を楽しむ。嗚呼、よきかな我が人生。
何がなんでも本藍染でなくてはという、こだわり派のあなたにおすすめするのが、この本藍染のキルト作務衣羽織です。
表地は本藍染作務衣と、全く同じ布地です。裏地には、綿100%の機械染めの布地が用いられており、表時と裏地の間には、重さを感じさせない高級ポリエステル綿が、入っています。裏側は、キルティング加工してありますから、防寒は完璧です。
本藍染キルト作務衣と全く同じ布地ですから、セットでお求めになって、アンサンブルをお楽しみになられても良いし、これだけをお求めになって、お手持ちの作務衣のうえに羽織られても結構です。

本藍染・キルト作務衣(ほんあいぞめ・きるとさむえ)

或る、晴れた冬の朝。なぜか、いつもより早めに目覚めた。
作務衣姿で、箒を手に庭に降り立つ。時々、通りを足早に歩く人々の靴音、何処かへ急ぐ車のエンジンの騒音に、ふと手を止めて、人の世を思う。
表地は、本藍染作務衣と全く同じもので、裏地は、綿100%の機械染めで、最高級ポリエステル綿をあいだに挟んで、キルティングが施されてあります。藍染の爽やかな風合いを損なわず、しかも暖かいのが取り得です。
軽い上に、木綿のように湿気を吸うことのない高級ポリエステルのお陰で、昔の綿入れのような、重くてごわごわした感じは、全くありません。キルティングされた裏地のお洒落感覚は、きっとお気に召すことと信じます。

本藍染作務衣(ほんあいぞめさむえ)

昔ながらの形式、様式を本格的に守り抜いている作務衣。
木綿100%、本藍染の本格的作務衣。着るほどに肌になじみ、洗うほどに藍の渋さが深まる。もちろん糸の段階から手で染め上げた本藍染です。
素朴な肌触りと藍の奥深さは抜群。これぞ作務衣と根強いファンも多く、いわゆる作務衣ブームの火付け役となった古典的銘品です。

染めを愛し、川はゆったり流れゆく。織りにこだわり、匠は熱く技放つ。(2)

染めと織りが出会い、ひとつに昇華してこそ、喝采を浴びるいい作務衣が生まれてくる。
また、織りに関しても、これまた実に多種多彩。
重ね織り、綾織りなど、基本的な織りの採用はもちろん、生地を補強することを主目的としながら装飾的な要素が魅力の刺し子織や、捩れを付けた糸にて織り上げ、ちぢみのような涼感を創り出す楊柳。
三つの織りをひとつの生地の上で融合させた複雑妙味な交織りなど、目を見張るほどのこれほどの豊富さは、おそらく「伝統芸術を着る会」ならでは。
写真は伝統的な織り機。今では使い手も希少に。だからこそ、その技から生まれる生地には、かけがいのない付加価値があります。
織り機を扱う職人のこだわりも尋常ではなく、時には新しい織りの開発を巡って、意見の火花を散らすこともしばしばだとか。これも作務衣を愛するが故のこと。
そこから生まれる装いの世界の充実度は、まさに推して知るべしです。